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旅する喜びと美味しさが詰まったエッセイ「旅ごはん」小川糸~ツェペリナイ

「旅ごはん」小川糸 白泉社

 

暑さのせいか、集中力に欠けてしまって、読書量が減っています。

こういう時はさらっと読めるエッセイが一番!

大好きな小川糸さんのエッセイ集。

旅の面白さと美味しいものをギュッと詰め込んだ一冊です。

 

「旅ごはん」内容

「旅ごはん」は、著者である小川糸さんの旅行体験と美味しいものに対する情熱が満載な魅力的なエッセイ集です。

主にバルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)やドイツ、イタリア、フランスからもちろん国内も含め、その土地ならではの食材や料理、食文化に触れながら、旅と食べる事の楽しさを綴っています。

また旅行先で出会った人々との交流や、その土地ならではの食のエピソードが紹介されていて、料理のみならず背景までが感じられて、小川糸さんの食の描写はさすがです。

特にバルト三国の料理はなじみがないものが多いのですが、描き方が丁寧なので何となく味の想像がつきやすく、やはり食べてみたくなるお料理ばかりでお腹が空きますね。

実際の旅行の参考にもなって旅行熱が暑くなる1冊です。

 

「旅ごはん」感想

 

読んだ感想・・・・

「美味しそう」「羨ましい」「食べてみたい」・・・・
作家さんて食べることが好きな方が多いですよね。

以前に紹介した原田マハさんもそうだけど、世界中旅をして世界の美味しいものを頂けて、本当に羨ましい。

 

www.blog-delibook.com

 

今回の小川糸さんの旅はバルト三国が多く、多分私は行くことがないだろうなぁと思いつつ、食べたことがないものが多いので興味は尽きません。

お料理の写真も掲載されていて、その写真を見る限りでは意外と素朴なものが多く、めっちゃ美味しそう!という訳ではないのだけど、きっとその国の気候と接した人達との交流がより一層美味しく感じさせるのでしょうね。

 

小川糸さんの食に対する深い愛情が伝わって、彼女の旅行中での出会いや体験を通じて、食べ物が持つ人との繋がりや、文化の違いを感じ取ることが出来、意外に自分でも作れそうかなと思うものもあったので一緒に旅気分も味わえた素敵なエッセイでした。

 

 

本の中の美味しい料理

 

色々あるのだけど一番食べてみたいと思ったのは山形、銀山温泉の野川とうふの生揚げと日本酒。

 

実は、銀山温泉にくる目的となっているのが、野川とうふやの生揚げなのである。ここのお豆腐が、しみじみとおいしい。きっと、水がいいのだろう。清らかで、素晴らしいのだ。

~中略~

豆腐と並び、もうひとつのお楽しみは、日本酒の「絹」だ。

~中略~

夕飯の時間になる。手の込んだ料理の数々が、綺麗な器に入れられ、華やかに並んでいる。
それでも、だ。部屋でこっそり食べる野川とうふの生揚げと、ビール用のコップでちびちび飲む日本酒の絹には、悲しいかなかなわない。

「旅ごごはん」より引用

 

ここまで言われてしまいますとね、一度は行って食べてみたくなりますよね。
う~~ん、そんなに生揚げって違うものなのかしら?
行ってみなくちゃですね。

 

野川とうふの生揚げは銀山温泉に行かないと食べられないのだけど、もう一つ気になったのがリトアニアの「ツェペリナイ」。

 

巨大餃子みたいなもの。ただし、味は全く餃子と違い、リトアニアで初めて食べて時は、目から鱗が落ちた。

とにかく、その皮に特徴があり、おいしいのだ。じゃが芋も豚肉も、珍しい食材ではないのに、それは明らかに人生で初めて食べる味だった。ツェペリナイはツェペリナイであるとしか説明できない。

「旅ごごはん」より引用

 

こちらでは、作り方も記載してあったので、見よう見まねで「ツェペリナイ」に挑戦してみました。

 

「ツェペリナイ」レシピ

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材料

2人分

 

(皮)

じゃがいも    大2個

塩、こしょう   少々

片栗粉      大匙1~2

(餡)

豚ひき肉     100g

玉葱       1/4個

にんにく     1片

塩、こしょう、ナツメッグ  少々

(ソース)

サワークリーム  100g

牛乳       小匙2

塩、こしょう   少々

パセリ      適量

 

1.じゃがいもは皮をむき、1個はひと口大に切って茹でて、熱いうちにマッシャーで潰しておく。もう1個は生のまますりおろし、ガーゼかペーパーで水気を絞っておく。水分はボウルにとって置いておくと下にでんぷんが溜まるのでこちらを取っておく。

2.つぶしたものとすりおろしたじゃがいもをボウルの中で合わせよく混ぜ、水分の下に溜まったでんぷんも加える。硬さをみながら片栗粉大匙1~2加え、塩、こしょうする。混ざったら4等分に分けておく。

3.豚ひき肉に、みじん切りの玉葱、にんにく、塩、こしょう、ナツメッグを加え、よく練り混ぜる。4等分して小判型にまとめ。冷蔵庫で休ませておく。

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4.②のじゃがいもの皮を広げ、③を包み込み、楕円状にまとめる。4つ作る。

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5.お湯を沸騰させ、塩を加え(水1リットルに小匙1位)④をそぉっーと入れ、再び沸騰したら弱めの中火にして20分程茹でていく。

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6.小鍋にサワークリームと牛乳を加え火にかけ、軽く沸騰したら塩、こしょうで調味する。

7.⑤を器に盛り、ソースをかけてパセリを散らす。

 

中のひき肉の味は想像つくと思いますが、じゃがいもの皮がモチモチとして全体に柔らかく優しいお味。

ソースにベーコンを加えたり、トマトソースにしても美味しそう。

少しだけリトアニアに旅した気分になりました。

 

ちなみに「ツェペリナイ」はリトアニアの郷土料理で、20世紀の初めにドイツで開発された飛行船「ツェッペリン」によく似ていることからその名前が付いたのだそうです。

 

茹でるときに火が強すぎるとじゃがいもが溶けてしまうので気を付けてください。

また新じゃがとかでんぷん質が少ないじゃがいもだと、でんぷんの量が少なくて茹でている間に形が崩れますので片栗粉少し多めがいいと思います。

糸さんはじゃがいもの皮をむかずにすりおろすと書かれていますが、色が汚くなるのでは?と不安に思ったので私は剥きましたがこのあたりはお好みで。

じゃがいもなのでボリュームはありますが、優しい味なのでぺろっといけちゃいます。

 

 

まとめ

 

海外旅行も含め、ようやく旅行したい気分が皆さんMAXになっているかと思いますが、このエッセイ集で更に旅行熱が高まるのではないでしょうか。

特にリトアニア。

お料理が随分魅力的なので都内でリトアニア料理を探してみようかな。

最近は和食中心になってしまったけれど、未知なる料理はやはり興味があります。

自分的には世界の料理やお菓子の探求心が湧き出てきました。

このエッセイは小川糸さんの視点を通じて、世界中の様々な場所や料理に触れ、異なる文化や人々との交流を楽しむことが出来ます。

 

最後に「夫とリガに来ることは、もうないのかもしれない」という記述。
離婚しちゃうのかな?と心配になりました。

一応調べてみましたが、離婚はされていないようです。

どういう意味だったのでしょうかね。

今後のエッセイも気になります。

 

 

 

リトアニアの料理が気になりますね。

 

こちらは人気のニキズキッチンの講師たちのレシピ本です。

世界中のお料理が楽しめます。

 

リトアニアはリネンが有名なんですね。

可愛いバッグ見つけちゃいました。

 


 

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